11.23.23:31
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08.04.16:06
遅ればせながら映画レビュー。
生まれながらにして老いていたベンジャミンは徐々に若返っていく人間。 時間の逆行と生き方についてがメインテーマ。 この映画の一つのメッセージは、『人と違う事をどう受け止めるか』だと思う。 これは確かにベンジャミンは文字通り数奇な運命を辿るわけだが、何も彼に限ったことじゃない。 人は少なからずコンプレックスを抱えているから。 彼の生き方は非常に真っ直ぐで、幼少期、つまりお爺ちゃんだった頃こそ非常に思い悩んだようだが、徐々に人生の楽しみ方を理解するようになる。 恋愛、仕事、お酒。それは普遍的な人生の楽しさを語っている。 ただ彼にとって一番辛いのは、人の死を見る機会が多かったことだろう。 しかし、それぞれの人間がメッセージを残しており、少なからず彼を成長させている。 つまるところ、この私たちにとってのコンプレックスの克服は、他人との関わりによる所が大きいのだ。 その中で、自分と相手を比較するのではなく、相手のその部分を自分が認め、そして相手に認めてもらうこと。 そうすることでベンジャミン含め、全て人は前に進めるんじゃないだろうか。 物語は割と淡々とすすんでいくが、淡々と見られない話だった。 自分のコンプレックスに悩んでいたり、なんで自分だけ・・・と思う人にはお勧めできる。 考えることが好きな人なら、きっと何か得られるものがあるんじゃないかな。 PR
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ベンジャミン・バトン、前に見たことがあります。
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>YUZUさん
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